自作ステディカム


2002年9月4日 軽量化に伴いバランスバーを改良しました。


さて、いよいよステディカム製作です。




こちらが自作ステディカム(SAK=サック)です。名前は特に気にしないで下さい。 まだまだ細かいところを改良したいです。


作成にあたりまして、このSAKはDVステディカムや、海外で自作している人を参考に製作しました。 構想は1日、製作は2日で完成しました。ちなみに制作費は2000円ちょっと。 かなり格安に製作できると思います。材料はホームセンター(私は近くのジョイフル本田)と 一部特殊な部品を使います(最近はやっているジャンク屋で、私はハードオフ) まずは、部品紹介をします。あくまで目安ですので計画は個人で立てて下さい。 なお、この装置はVXシリーズを年頭に作っています。それより小さければどれでも乗ります。

使用部品
部品名
内容
ふね部カメラが載る部分です。縦(約9cm)・横(20cm)・厚(2.5cm)
鉄製レベルヤジロベエの骨組みです。45cm×2本、30cm×1本
L字レベルヤジロベエ中央の空間調整用とふねの角度調整用とで2つ
つまみビス&SPワッシャー&ナット各部固定用4つ(長さ1.5cm)(
平ネジふねとL字レベルを固定するドリルネジ2つ(長さ1.5cm)
六角ネジビデオカメラ固定用(長さ2.5cm)
ジョイスティックレバー手で持つアーム
ゴム栓(大)、いす用足ゴムカバーアーム部につける


それでは、部品の説明に入ります。ほとんどの部品がホームセンターで手に入るわけですが、 まず、ふね部です。ふねとは業務用のカメラだと三脚の上に平たい載せ台をつけるのですが それの事です。要するにカメラを固定する台です。台は上記サイズの木を使います。 長いのしかないので自分でこのサイズに切って使用します。 鉄レベルとはある程度決まった長さのレベルが売られていますが、ここで使うのは45cmが 2本と30cmが1本。L字型のやつです。おなじ売り場にあるのがL字レベルとゆう部品で 穴が各方向に1個づつあいているやつです。完成写真をみて銀色の部分がそれです。一つは 鉄レベルと船の角度調整用と、一つは鉄レベルと鉄レベルの角度調節用です。 ビスに関してはつまみビスだと角度調節が容易なのでほとんどそれを使用します。 長さは各自で判断して下さい。ちなみに、このビスが一番値段が高いのです。 何回も調節できるよう、スプリングワッシャーをつけるとよいでしょう。

平ネジはL字レベルをふねに固定する為に使います。1つだと角度が曲がるので2つで確実に 固定します。長さはふねの木を突き破らない程度の長さのネジを使うとよいでしょう。 六角ネジはそのふねにカメラを固定する為のネジです。ふねの下から固定するので長さは ふねの厚み+カメラの三脚穴の深さです。こちらのネジにもワッシャーをかませましょう。

さて、実際に手で持つ部分です。色々考えました結果ゲームに使うジョイスティックを使う 事にしました。ちなみに海外の人はドアの鎹を使っている人もいましたがそれにすると180度 しか動きませんので前後、左右のどちらかになってしまいます。しかし、ジョイスティックにする と360度動きます。ジョイスティックはレバー部分だけ使うので、HPでジョイスティック専門 屋さんで買うもよし(ただ、少し高いようです)私のようにジャンク屋さんに行って探すもよし。 ジャンク屋だと200円くらいで購入できます。動きは私は大きくしたかったのでかなり傾く 物にしました。でもあとで思ったのですが、意外と動きが大きすぎたのであまり傾きが少ない ものにした方がいいようです。

さて、ゴム栓とイス足ゴムキャップですが、これは持つところに使うものです。ジョイスティック のままだと小さい球ですので持ちにくいと思い、巨大なゴム栓をつけ、さらに持ちやすさを追求 してそのゴム栓にはまる大きさのイスの脚用の保護ゴムキャップをつけました。 持つ部分は各自で持ちやすいものを考えてみて下さい。わたしも、ここは色々調整したいと 思っています。あとこの持つ部分は出来れば長いものがいいと思います。私のは少し短いです。



以上が必要な部品です。あとは仕上げの道具(船の木の角を滑らかにするヤスリや塗装用ペンキ等) ぐらいですので、家にあればほぼ完璧です。 そうそう、あとはあれば便利なのが六角レンチです。ふねとカメラを支える六角ビスをまわすのに つかうのですがこれはいつも携帯しています。そのサイズのレンチだけでいいのでこれもあるといいですね。






さて、それでは、実際に製作に取りかかりましょう。

まずはふねの部分からです。カメラを取り付ける穴はバランスもありますので完成に近づいてからに しましょう。まずはふねのサイズを決めます。縦はと厚みは最初からの長さがベストなので横の長さ だけ調節して切断します。私はVXをのせるので約9センチぐらいにしました。

次に、バランスをとるのレベルを固定する部分を決めます。私は一番はじににつけました。L字に なっていますので若干左右の中心もずらしました。ここは動いてしまうとまずいのでドリルネジを 2つ使い完全に固定します(下記写真参照)またこのネジの頭が角度調節の時に役立ちます(角度 調整はこのネジの頭に鉄レベルの橋を引っ掛けるとよいでしょう。そうするとカメラを載せた時に ロックがかかります)



お次はジョイスティックレバーの取り付けです。取り付ける場所はバランスを考えてつけなければ なりませんが私はちょっと前よりにつけてしまったので傾いたときにバランスをとる部分の鉄に 当たり痛い思いをしました。ですので、この鉄に当たらない場所(傾いた時も当たらない場所) にした方がよいです。 私は極力重量を軽くする為、ほとんどのパーツを そぎ落としました。結果、樹脂部とレバーの棒のみになりました。レバーの棒の部分が飛び出して いますのでふねを彫ります。彫刻等やノミを使います。(これが一番苦労する部分です。) 飛び出す部分をぐるぐるまわし、飛び出し部分が当たらないくらいのスペースを掘るのです。 ある程度彫れたら、実際に取り付けてテストしながら掘り進めると良いでしょう。



これで第一関門は突破しました。次はくの字の部分です。



色々パーツを考えた結果、角度が変えれる事を優先して鉄レベルを使う事にしました。 ここは他にも良いものがあれば変えてみてもいいでしょう。 長さは最初から決まっている長さを使いましたので切断の作業はありませんでした。 30センチのレベルを上側。45センチのレベルを下側にしました。 なお、私は45センチの方を2つ使いましたが、重量が気になる方は1つでもかまいません。

ここから、レベルを止めるビスはスプリングワッシャーと六角ワッシャー。つまみ付きビスを 使います。つまみが使用しづらい時はハンドルになっているビスもあります。でもハンドルが 若干重量があるので取り付ける位置を考えないと左右バランスが悪くなります。

一つ目のビスはふねと鉄レベルを取り付ける部分に使います。

次は30センチと45センチの鉄レベルを止めるところです。ここはいくら強くビスをとめて もぶつかるだけで角度が変わってしまうので1つ穴のL字レベルを使います。 そこに正面からビスをいれ開きを制限します。 こうする事で、角度の開きすぎを制限できます。



もう一つのビスは横から止めます。(このビスで角度を固定します。)

45センチのレベルをもう一つ使う方は更に下方向からビスを止めます(このビスは45センチの 鉄レベルの開きを調節するもので、私は重りの固定にしようしています。)



ここまでくればほぼ完成です。

次にカメラ取りつけの位置と錘のバランス調整をします。



重りは私の場合、乾電池を使いました。でも液漏れも心配ですので、定期的に交換や、代用を 考えたいです。また、乾電池にすると絵柄が見えてあまりよくないので、黒のビニールテープ でおおいました。これにより、重りも目立たなくなります。ただ、完璧に重量がきまるまでは 仮止め程度にしておいてください。

カメラの固定する場所はビニールひもでしっかりとめて色々な位置を試してみて下さい。 ここまでくると、試し撮影もできるはずです。



固定する場所がきまったらネジを通す部分に穴をあけます。私は同じくらいの太さと少し眺めの ドリルネジを買ってきて、これで道をつくりました。 これも結構苦労すると思います。あいたら、ヤスリをかけてカメラ固定用のビスが通りやすくします。 私はちょっと固めですので固定するのには六角レンチがひつようです。 セットのレンチのばあい、止めた後重量にできますし、重量にしたくない場合は一つだけのレンチを 買い、重りの部分に仮止めしとけば特に邪魔にならないでしょう。



彫りほえたらビスを止めて最終調整です。バランスがきちんととれるかを確認できたら、最後に 船の木部をヤスリがけし、ペンキで塗装すれば完成です。

重りのとめかたは、私の場合、45センチの鉄レベルではさみこみ固定し、なおかつベルトで止めました。 このベルト止めのときに、鉄レベルの穴を使うとより効果的に固定できるでしょう。








使用感



さて、実際の使用感です。まさしく、ステディカム的映像がとれます。特に階段をあがる時には スル〜と昇れます。ただ、重量が重いのでそれに耐えられない時におこるプルプルはおさえ られませんので(これは販売されているものも同じですが)両手で抑える事をオススメします。 また、風の強いところではうまくコントロールできません。

また収納は、くの字の中心部を緩めると小さくなり持ち運びや収納に便利でしょう。








改良点




さてこの装置はまだまだ未熟で、改良点等あると思います。そこでここでは、改良点を探して いきたいと思います。


固定ビス・・・完璧に固定できる、また固定したあと容易に緩ます事ができるようにしたいです。 今の状況ですと強く止めすぎると手では回転させるのは無理なときがあります。

回転調整・・・手で持つレバーは回転しやすい為、少しの力で回りだしてしまいます。 これを回りにくくしたいと思っています。また、方向を定めるレバーも取り付けるといいでしょう。 実際に販売されているものはグリップの上部をつまんで方向を調節します。

剥き出しの鉄レベル・・・これは見栄えの問題ですが、鉄レベルを隠せればより手作りさを隠す 事ができるでしょう。ですので、ステディカムのアームのように、布でカバーを作り覆いかぶせ るようにしようと思っています。同時にぶつかった時に傷をつけなくする効果にもなります。

軽量化・・・これは一番難しい事だと思いますがジャケットアームが製作困難な為、手持ちのみ の使用しかできません(アームの構想も練りたいとおもいます。でもその前に本物を買ったほうが 早いか...>もし、軽量化する場所を探すとなるとくの字のレベルでしょう。もっとかるいアルミ のものがあればいいのですが。

モニター・・・最近のカメラは大型液晶モニター搭載のものがほとんどです。しかし、モニターを 開いた時のバランスの変化や、VX-1000等の場合の事もありますので、外部に取り付けるモニター もあるとよいでしょう。もし取り付ける場合は鉄レベルの場合威力を発揮します。くの字の中心 にとりつけるもよし、重り兼用にして重り部に取り付けるのもよいでしょう。モニターはオークション で落札すれば安く手に入るでしょう。

水平気・・・これは取り付ける場所が問題です。モニターを見ながら確認出来る場所を探さなくては なりません。もし、外部モニターを購入できればモニターの上に取り付ければいいと思います(ステディカム のように)ちなみに、水平気はホームセンターで購入できます。これも意外と高いので¥100円ショップに行くと 水平気内蔵の線引きなんてのもあるので分解して取り付けるのも手だと思います。


以上が私が思いついた改良点です。必要最低限で製作したいのであれば改良前の状態で大丈夫だと 思います。また、これは私個人での使用ですので参考になればと思います。特にカメラの固定部だけ は注意して下さいね。カメラが落下なんてしたら目も当てられませんから!!


<改良事項>


まずは、持つ部分です。以前はゴムのものでしたが、握る部分が少ない為 両手で持つには持ちにくい難点がありました。そこで、アルミパイプを使って 長さをつけました。アルミなので重さも減少して、さらにこのパイプのまわ りに、ゴムスポンジ(裏面シール付き)をぐるっとはりました。これにより 更にグリップ性能が向上しました。上部はゴム栓を使います。その中心にネジ穴 を彫ってジョイスティックバーに装着しましょう。(このときかなり深く、ネジ穴はもちろんバーの部分も半分隠れるくらい彫るとボロッと落ちる事もないでしょう。)あとは、下部にアルミパイプと同じ売り場にある下がたいらになっている部品をそうちゃくします。これをつけると机の上に立てる事ができて、バランス調整が容易になります。

次に、やはり重さをどうするか考えました。そこでグリップ部と同じ素材の アルミパイプにしました。パイプは2本。45センチの物と30センチの ものです。これらは1本100円位で手に入ります。あとはL字連結と将来 モニターを載せるための乗せ台です。これらの部品もアルミパイプと同じ売り場 で手に入ります。これだけで500円ですむでしょう。あとは、ふねとバランスバーの角度を調整する為の長六角ビスです。長さはパイプの外に突き出て、更にハンドルビスをつけられる長さがよいでしょう。私は4.5センチくらいにしました。 あとは、そのハンドルビスとスプリングワッシャー2個です。これで道具はすべて そろいました。なお、バランスバーの連結部は取り外しが可能にするため、セロハンテープを何層か巻いて抜けにくくするとよいでしょう(バランス調整もできますし)。一番の難点は角度を調整する為のビス穴です。穴の位置を決め(両方の穴です)まずは、釘で穴を開けましょう。次にドリルがあれば大体の穴をあけます。なくても大丈夫だと思いますが。 そして、ニッパーでぐりぐりと穴の大きさを見ながら開けていってください。 あとは組み立てれば終了です。 重さもかなり軽くなり、重さから来る手のブルブルは一切おきませんでした。 40分間連続で、我が家のペットの散歩に試し撮影をしましたが、文句なしの 結果です。なお、バランスも向上して重りをつけなくても良くなりました。 角度調整もバランスバーが軽くなった為、ずれる心配もなくなりました。 これで、ほぼ完璧になりました。今回はかなり自信作ですよ。

質問があればどうぞ(たいして出来ないと思いますが...)

cpkamiya@hotmail.co.jp








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