
ステディカムとは?
<ここではステディカムについてご説明しましょう!!>
ステディカム(Steadicam)とは、ビデオ撮影にはつき物のブレを感じさせないようにする機材です。このステディカムとゆう名称はティフェン社の登録名です。(昔はCP社の社名でしたが、CP社が無くなりティフェンに受け継がれたそうです)最近では色々なメーカーがスディディカムのような防振機材を出していますが、そのメーカにより名前が違います。しかし、現在では一般的にどれもステディカムと呼ばれていますね。
ステディカムは歩きながらの撮影でもスムーズな撮影ができ、まるでドリーやレールを使っているように見れます。この技術は昔は映画(スターウォーズでは
スピーダーバイクが森の中を駆け巡るシーンで使われています。)で使われる事が多かったのですが、最近ではスポーツ中継やドラマなどにも使われる事が多くなってきました。
<原理は?>
小さい頃ヤジロベエを作ったことがある方もいると思うのですが、原理はそのヤジロベエ。つねにバランスをとりな
がらゆらゆらしているのですが、このステディカムもその絶妙な揺れをつかいごまかす装置にしているのです。
ですので良く見ると多少ゆらゆらしていると思います。普通歩きながらの撮影ですと、歩く度にカクカク振動がでて
しまうのです。この撮影では階段や足場がきちんとしてない所で威力を発揮できます。また、犯人を猛スピードで追う、なんて撮影にも有効です。
<ステディカムについて>
ステディカムとは商品の名前。ですので本当は振動激減装置になります。でも一般的にはステディカムが有名ですので
この名前=装置になっています。カメラの大きさによってステディカムの種類も変わってきます。ハンディーカムのような
ものですと15万から45万で手に入ります。ハンディーカム用は基本的には片手で持ちながら撮影する方式です。
ですので長時間の撮影には向きません。45万くらい出しますと体で支えるジャケットがついてきます。このジャケット
とステディカムを組み合わせれば長時間にも耐えられるようになります。
DSRクラスのような大きなカメラは100万前後くらいになっています。また、映画用の超大型、大重量のカメラには
細かく種類がでています。
ステディカムには、確認用のモニター(一般用のモニターはカラー、もしくは白黒。プロ用はグリーンモニター)が
ありこの映像を見ながら撮影するのですがこのモニターがバランス重量にもなっています。ステディカムは重量調整
がもっとも重要な作業でありますので、撮影前にスタンドに立ててバランスや重量調整を整えておきます。代理店さんに同社製品のステディカムJRの時にも教えていただいたのですが、最初のセッティングさえ時間をかければ後はカメラが同じだとそれほど調整に時間がかからないとの事でした。生みの努力と考えて下さいとの
事でした。また、95万のミニスティディカムからの
上位機種にはセッティングスタンドもありますのでこちらにセットしたまま調整できます。
最近では他社から様々な装置が発売されています。ですので購入選択もできるようになりました。大型カメラは種類が
少ないのですが、一般家庭用のものは低価格のものが色々出てきましたので気軽に購入できるようになりました。
低価格といってもまだ高いですし、使う用途も少ない為購入に戸惑ってしまいますが。
業務クラス、放送クラスのスタビライザーも海外では多数のメーカーが開発・販売をしていますので、料金意外にも使用感、デザインでも選べる事になると思います。
※お値段に関してはティフェン社の装置を例に紹介しております。
アームジャケット
操作方法
ステディカムを使うと誰もが、簡単に防振できると思う事ですが、これが以外にも違います。(あくまで特機とゆう事を頭に置いといて下さいね)
オペレーターさんが実際に操作しているのを見ると、いかにも簡単そうに浮いたように操っている感じが見れると思います。しかし、実際にはかなりの重量バランスを体で調整しています。歩き方や、体の位置も長年の感覚で生まれてくるのだと思います。
アームが一見衝撃を吸収してくれると思われがちですが(かなり関係はあるのですが)アームはカメラを支える為のものだと考えます。
ですので、私も一度装備させて頂いた事があるのですが、歩くたびにカメラがゆれてしまいました。やはり、長年のコツが物を言うそうです。(体の状態は曲がらないよう、まっすぐ伸びた状態でのオペレートが基本との事です)
簡単に言うと踊りで例えられそうですね。初心者が踊るとぎこちない踊りもプロの方だと自然な感覚で踊っている様子が伺えますが、そんな感じだと思います。
操作の前に、一番重要なカメラバランスを設定します。これは載せるカメラによりバランスが違います。カメラの前後、左右。ポストの長さ。ギンバル(アームとポストの付け根部)の位置等でバランスを調整します。最終的にととのったら、スレッドを水平にして、通常の状態に戻るタイミングも調整。あとは、水平調整として、パンニングさせてねじれがおきないかを調整します。
ここでようやくジャケットを着用します。かなりしっかりと締め付け、ジャケットがずれにくくします。肩や胸、腰等を調整して、ベロクロ(マジックテープ)で固定します。そしてアームをジャケットに取り付けます。このアームにはバネがはいっていますが、カメラを乗せてバネの調整をします。通常バネは上下領域の中間部で固定するくらいの位置に設定します。
私が実際このアームを付けたとき、メーカーの方が「かなりの重量がかかりますので」といってアームに乗っかってきました。色々重圧をかけて載って大丈夫と確認されてから本体がセットされました。
実際にカメラがアームについた時にはじめて感じが事が、カメラ位置が左右にゆれるとバランスをとるのがものすごい難しいと感じました。カメラが右に移動すると右側がにもっていかれ...。まぁ当たり前の事だと思う方もいるかと思いますが、実際にしょってみると、これが不思議な感覚です。カメラが重いので前に持っていかれそうになり、自分の体ではない(大げさに言うと操り人形)ような感覚がありました。通常スレッド位置は左に位置します。
そのあと起こるのが、腰の痛みです。一見ジャケットなので全体で和らぐような感じがしますが、腰に負担がきます。ですので、ぎっくり腰や腰痛をお持ちの方は難しいと思います。オペレーターのKATさんも腰痛強制ギブスと言っていました。
あとでKATさんに聞くと、ジャケットの調整で腰の痛みも和らぐと言っていました。それにしても、あんなに大変な事だとは思いませんでした。
なので、皆さんももしオペレーターの方を見る機会がありましたら、苦労の賜物だと感じて頂ければと思います。
左:KATさん(スレッドはフォノン) 右:カートさん(アルテミスHD)
最後に実際の操作方法ですが、パンとチルトは左手で行います。左手は常にギンバルの下にハンドルがありますので、そこを軽く握っています。惰性をつけてパンニングしたり、時にはすばやくパンニング。止めるときにも練習が必要です。右手はアームとギンバルの間のピョコッとで曲がっている細いバー辺りを握っています(う〜ん、ややこしい言い方ですね)。右手はバーの上下や機材により、ズーム装置を操作したりします。
ステディカムの一番の難しい所は水平だそうです。何気ない映像でも上下の高さ調整より、水平運動の方が敏感になりやすいのです(これがうまくいかないと見ていて船酔いするかもしれません)が、この水平でオペレーターさんの熟練度が分かるそうです。
書き忘れたのですが、全体の重量は重いものでは30キロ以上あるそうです。これを腰だけで支え続けるとどうなるのでしょう。ですので、体力作りをしているオペレーターさんや、病院にお世話になっている方も多いそうです。私も最近わかったのですが(お恥ずかしい事です)その中でも映画のオペレーターさんはかなり貴重な存在なのです。
使用例
実際にステディカムが使用される例としては、レールカメラのようなパターンもありますが、その機動性を生かした撮影として、狭い場所、足場が不安定な場所で使われる事があります。
また、被写体の後ろをくっついて歩いたり、逆にカメラを180度回転させてカメラが前を歩き、その後を被写体が付いて歩いたり。そして、被写体の周りをぐるぐる回ったり。
人がクレーンに乗り、地上に到着して、そのままカメラが歩き進むといったクレーンとレールの旨みを兼ね備えた撮影もできます。
あとは、車のような細かい揺れが生じる乗り物上での撮影にも効果的です。
より、人の目線の動きに近い映像が撮れるのがステディカムの旨みでもあります。
緊迫したシーンでのステディカム映像もまた面白いですね。
以上がセッティングから操作にあたる簡単な説明です(長い!!)。私はオペレータじゃなないので、事細かくはわかりませんが、いつの日かオペレーターになれればと思う今日この頃であります!!
アッキラにメール
cpkamiya@hotmail.co.jp